講義の目的・ねらい(講義概要) | 本講義の目的は、「世界経済の主要なアクター」である多国籍企業に関する総論的理解にある。さらに、多国籍企業の総論的理解を通じて、受講生各自の専門分野へのより広範なアプローチに寄与することを本講義の狙いとする。
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講義内容・演習方法(講義企画) | 本講義では、第一に「なぜ多国籍企業であらねばならないのか」、第二に「多国籍企業として存続するためには何に留意する必要性があるのか」という二つのポイントから、多国籍企業にアプローチする。第一のポイントでは、多国籍企業のネットワークがいかなる効率性を生み、それが世界経済の促進や企業成長にいかなる貢献となるのかについて検討を加える。第二のポイントでは、企業倫理、社会的責任あるいは社会対応能力といった多国籍企業の社会的側面を考察することで、その社会的影響力を検討する。これら二つのポイントを並行して考察する中で、今日多国籍企業が直面する大きな環境変化を把握し、多国籍企業が抱える焦眉の検討課題を明らかにする。
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評価方法・評価基準 | 出欠状況および報告作業を通じた講義への貢献を総合的に評価する。
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履修の条件(受講上の注意) | 積極的な報告作業を求める。受講人数が10名を超える場合は、受講者数を制限する。
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教科書 | 江夏健一・太田正孝・藤井健編(2007)『国際ビジネス入門』中央経済社
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参考文献 | 浅川和宏著(2003)『グローバル経営入門』日本経済新聞社
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特記事項(その他) | 「多国籍企業特論」と同一内容
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